おはなし玉手箱　～ドーハの奇跡　コメダの悲劇②～

こちら
先日より日本を揺るがす
カタールの首都、ドーハにある
ハリファ国際スタジアムの
サッカーゴールをお手本に
色紙で折った「玉手箱」の出品です。
中には浅野さんが決めたサッカーボール
が入っているのかと思いきや
中身のないおはなしが入っています。
語り部はハット鳥ック
値千金のゴールに感動したのか
顔がやたらと黄色いです。

こちらの玉手箱
思いの外
色鳥どりに出来ましたので
小物入れにいかがですか？

サイズは縦8cm×横8cm×高さ4cm
お気に召して頂けましたら
折りたたみ、封筒に入れ
郵送で送らせて頂きます。

なお、ハット鳥ックは
飛ぶ鳥を落とす勢いの浅野さんに
「ハットトリックもイケんじゃね？」
と耳打ちしに行かなくてはならないため
お付けできません。ご了承下さい。

中身のないおはなしはこちら↓

つづき↓

友人の思いもよらぬ注文に
頭が白くなり、目が天になる。
茫然自失　瞠目訣舌

モーニングの無料サービスが
いらないだと。。。
。。。
。。。
... ..　.

頭がバグり三点リーダーも
３の倍数の時だけアホになり始めた。

頭の中が世界のナベアツで一杯になった。

「そ、その注文あまりにサムライでは？」
と再考を促したが、
「サムライブルーな注文やろ」と
サッカーに結び付け、嬉々と答え、
挙げ句、急用が入って
あまりゆっくりもしていられない
と言い出した。

このオフェンスをどうディフェンスするのか。
私は頭の中でナベアツの着るダンヒルスーツの
ポケットに入っている森保ノートを開いてみた。

それはあろうことか
白紙だった。


真っ白な頭で頼んだのはアイスレモンティー。
コーンスープの粘度と温度は
今後の友人関係を左右すると
辛うじて判断できた。

そして最大の悲劇はここで起こる。

「私もモーニングサービスいりません。」

ワタシモモーニングサービスイリマセン...

... ? ... ! ... ?

自分で自分が信じられなかった。
あれだけシュミレーションをし、
体調を整え、万全の態勢で立ち向かった試合は
完全なる負け試合だった。

友人が「遠慮するな」と言ってはくれまいか。
一縷の望みをかけてチラ見してみたが、
サッカーの話に夢中で気付きもしないでいた。

つづく

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